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IT系と日常系の備忘録。三日坊主。

マイクロソフトが米国時間18日になにやら発表するということでタブレットではないかXbox関連サービスじゃないかとかいろいろ憶測が飛び交いましたがふたを開けてみたら予想通りタブレット端末でした。

Surface。

これ、これまで出ていたテーブルのような形をしたコンピュータに使われていたブランドだったのですが、今回タブレットブランドとして生まれ変わったようです。(ちなみにこれまでのSurfaceはブランド名が変更されたようです)

今回の発表で一番驚くべきことはマイクロソフト自らタブレットを作ったこと。これまでマウスやキーボード、上記にあげたテーブルコンピュータのようなハードウェアを作っていたもののマイクロソフト社自らがタブレットを開発するのは初めてのことです。Appleのようにハードからソフトまですべて一社で完結している(ハードそのものは外注ですが)会社ならともかくMicrosoftは基本的にOSを作りそのOSをベンダーがつくるPC、端末に搭載してもらうという関係でした。今回その慣例を破ってまで出したところにMSの本気を感じます。

発表されたタブレットは「Surface for WindowsRT」と「Surface for Windows 8 Pro」の2機種。

Surface for WindowsRTはARMを用いたタブレットでSurface for Windows 8 Proは従来と同様x86互換プロセッサーを用いたタブレットとなります。

どちらも画面は10.6インチタブレットではあるもののSurface for Windows 8 ProはフルHD解像度をサポートするそうです。その他スペックは以下の通り。

OS

  • WindowsRT
  • Windows 8 Professional

厚さ

  • 9.3mm
  • 13.5mm

重さ

  • 676g
  • 903g

CPU

  • NVIDIA製 ARMプロセッサ
  • Intel Ivy Bridgeプロセッサ

ディスプレイ

  • 10.6インチ ClearType HD ゴリラガラス2
  • 10.6インチ ClearType Full HD ゴリラガラス2

容量

  • 32GB,64GB
  • 64GB,128GB

値段

  • ARMベースのタブレットと同程度
  • 同スペックのUltrabook程度

消費電力

  • 31.5W-h
  • 42W-h

発売時期

  • Windows 8発売と同時
  • Windows 8発売から90日後

その他

  • MicroSDスロット
  • USB2.0ポート
  • HDMI出力
  • デュアル 2x2 MIMO WiFiアンテナ
  • フルキーボード・タッチパッド機能カバー
  • Office 15 Home
  • MicroSDXCスロット
  • USB3.0ポート
  • HDMI出力(Mini DisplayPort)
  • デュアル 2x2 MIMO WiFiアンテナ
  • フルキーボード・タッチパッド機能カバー
  • ペン入力とデジタルインク

SurfaceはWindows 8が動く最高のイノベーションを求めて開発した製品でありWindows 8とSurfaceは一つの統合されたパッケージとスティーブイ・バルマー氏は壇上で強調したそうで、Windows 8の性能をフルに使うならSurfaceを買うべき!という感じですね。

カバーがキーボードになっているのも便利ですね。今回このカバーは二種類存在するようです。一つは「Touch Cover」という3mmの薄さながら感圧式のタッチ入力ができるキーボードになっているとのこと。もう一つの「Type Cover」は従来のキーボードと同様に打鍵感のあるものになっているとのこと。これは使う人の好みに左右されるので一度自分で試してみたいところです。

今回発表されたSurfaceは米国のMicrosoft Storeおよび一部のMicrosoft Storeオンラインで販売されるとのこと。日本での発売はどうなるのか非常に気になります。

何にしてもMicrosoftがWindows 8に社運をかけていることが非常にわかりました。Windows Phone 8もWinRTが導入されよりWindows 8と密接な関係になるという予想もありますし今後とも目が離せそうにないです。

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