しかばね先生のこのツイートを見てふと。
今でこそスマホが普及し写真を撮る機会が増えたと思います、どうか私のような後悔をしないように皆さんも家族の写真を撮りまくってください。 pic.twitter.com/hI6PJoGm2T
— しかばね先生@単行本発売中 (@Shikabanec) July 24, 2017
数年前にみつばたん(id:c-mitsuba)からNikon D5100を安く譲ってもらって、実家に持ち帰ったのは2015年の年末年始。
せっかく一眼レフカメラを買ったんだから家族写真を撮ろうと、家族皆を誘ってリビングで集合写真をパシャリ。
それが生きている祖父を写真に収めた最後の一枚になったのでした。
思えば家族で写真を撮ることなんてほとんどなくて。
旅行行ったときなんかはスマホで写真をよく撮っていたものの、家に帰ったらわざわざ写真なんて取らない。
だから残っていた祖父の写真は、祖父がご近所の方と旅行に行ったときに撮った写真がある程度で、一緒に写っているのは祖母くらい。
遺影に使われた写真も、祖父が旅行に行ったときにとられたずいぶんと昔の写真。
別に虫の知らせがあったわけでもないけれど、少しだけ、こういう風に家族みんなで写真を撮ることなんて後何回できるかなぁくらいを思った程度だったのだけど、この写真を撮ったことで、大好きな祖父と一緒に写った貴重な一枚を手元に残すことができたということで、一眼レフカメラを買ってよかったなと思うのです。スマホしかもっていないならたぶんわざわざ家族みんなで写真を撮ろうなんて思わなかったので。
ただやっぱり、一眼レフカメラってここぞっていうときにはベストだけど、普段家の中で持ち歩くわけでもなく。
今後悔しているのは、もっとたくさんの写真や動画を撮っておけばよかったなと。
みんなでかしこまって撮った写真だけじゃなくて、日常の一コマを。
できれば動画で、声も録音しておいて。
容姿は写真で補完できるけど、声は音声データがないとどうしても記憶から薄れていってしまって、今では思い出そうとしても声質の似ている父の声とダブってしまってなかなか思い出せない。
これがものすごく辛いのです。
祖父が亡くなったときにこれを痛感したので、今はスマホも使って日常の一コマをとるようにしています。
祖母がかご作りにいそしんでいる風景や、私と雑談をしているときの動画なんかは絶対に今後大切な思い出になるはずなので。
一眼レフカメラは今も年始に家族写真を撮る時に利用しています。ちゃんとした思い出として残したいなら一眼レフ、普段の一コマならスマホと使い分けて、思い出を今後も色褪せないものにしたいです。