その1でPT3を利用する準備とVirtualPTのインストール、設定が終わったのでTVTestとEDCBをインストールします。
TVTestのインストール・設定
こちらからTVTestをダウンロードして解凍します。なおDLするファイルはx86版です。
VirtualPTのBonDriver→x86フォルダにあるBonDriver_VTPT.dllとBonDriver_VTPT.iniをTVTestのルートフォルダにコピペします。特にiniはいじる必要がありません。
TVTest.exeを起動するとこのようなウィンドウが開きますので、ドライバはBonDriver_VTPT.dll、カードリーダはなし(スクランブル解除しない)にします。
ほかはお好みですが私はデコーダを「Microsoft DTV-DVD Video Decoder」、レンダラを「EVR」にしています。
3.TVTestを起動したら右クリック、設定を開きます。
とりあえずチャンネルスキャンを行います。対象チューニング空間をUHFにしてスキャン開始をクリックしてチャンネルスキャンを行うわけですがVirtualPTを間に挟んでいるとどうも挟まない状態よりスキャンに時間がかかります。というわけでチャンネル切り替え後の待ち時間と最大待ち時間を短くします。私の場合1秒でも普通に検出してくれました。まぁ急いでないなら2・3秒くらいで。終わったらBS、CSも同じように。
とりあえずこれでTVTest上でテレビが視聴できるようになったはずです。
TvtPlay、のインストール・設定
Windowsに標準で搭載されているWindows Media PlayerでもTSファイルは読み込まれるんですが時折挙動がおかしかったりWindows 7 SP1だと音が出なかったりします。いっそのことTSファイルはTVTestでも見られるようにしてしまいましょう。
私はこれまではBonDriver_Fileを利用していたんですけどもこちらだと倍速再生もでき、また開発が続けられているという点で移行することにしました。
まずはここからTvtPlayをダウンロードします(パスは2sen)。ちなみに2chのDTV板にあるTvtPlayについて語るスレで開発が進められているので最新版はこちらで検索のこと。
解凍したらTvtPlay.tvtpをTVTestのPluginsフォルダに、BonDriver_Pipe.dllをTVTestフォルダ直下におきます。
倍速再生をしたいならTvtAudioStretchFilter.axを適当な場所(今回はTVTestフォルダ直下)におきます。おいたらWindowsキー+Rでファイル名を指定して実行を開いて
regsvr32 "C:Program FilesTVTVTestTvtAudioStretchFilter.ax" (ファイルパスは各自変更)
を実行しDirectShowフィルタを登録します。
TVTestの設定、再生にある音声フィルタをTvtAudioStretchFilterに切り替えます。
これだけでTvtPlayが使えるんですけども私は1.5倍速なども使いたいのでTvtPlay.iniを編集。
IconImage=
SeekA=-300000
SeekB=-60000
SeekC=-30000
SeekD=-15000
SeekE=-5000
SeekF=4000
SeekG=14000
SeekH=29000
SeekI=59000
SeekJ=299000
StretchA=150
StretchB=200
StretchC=400
StretchD=800
StretchE=100
StretchF=50.
Button00=;0,Open
Button01=;9,SeekToBgn
Button02=;2,SeekToPrev
Button03='-'5-59,SeekA
Button04='-'6'0,SeekB
Button05='-'3'0,SeekC
Button06='-'1'5,SeekD
Button07='-'5,SeekE
Button08=6,Pause
Button09='+'5,SeekF
Button10='+'1'5,SeekG
Button11='+'3'0,SeekH
Button12='+'6'0,SeekI
Button13='+'5-59,SeekJ
Button14=;8,SeekToNext
Button15=;3,SeekToEnd
Button16=16:30~'*'1'.'5:30~'*'2'.'0:30~'*'4'.'0:30~'*'8'.'0,Stretch
Button17='*'1'.'0,StretchE
いくつか私は使わない機能を切っているのでそれを利用したいなら;を削除してください。
右から二番目のボタンをクリックすることで1.5倍→2倍→4倍→8倍になります。
5. 私は普段の視聴はWMP、必要なときだけTVTestで再生を行うためTSファイルのコンテキストメニューにTVTestで開くオプションをつけます。
メモ帳に以下の文字列をコピペしてレジストリファイルとして保存します。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CLASSES_ROOTWMP11.AssocFile.TTSshellTVTest]
@="TVTestで開く"
[HKEY_CLASSES_ROOTWMP11.AssocFile.TTSshellTVTestcommand]
@=""C:Program FilesTVTVTestTVTest.exe" /d BonDriver_Pipe.dll /tvtplay /nd /s "%1""
後はそのレジストリファイルを実行してしまえば登録は完了です。
6.
TVCaptionMod2のインストールもTvtPlayとそれほど変わりません。
TVCaptionMod2はこちらからDLします。こちらはDTV板の【開発】 TS関連ソフトウェア総合スレで開発中です。
解凍したらTVCaptionMod2.tvtpとCaption.dllをTVTestのPluginsフォルダに置いた後に一度TVTestを起動して右クリック、プラグインを有効すれば字幕が表示されるようになるはずです。
8.これだけだと時たま使われる外字の対応が弱いとのことなので設定ファイルをいじって対応させます。
まず先にTV用外字のフォントをインストールします(Windows 7だけ)。
C:WindowsehomeにあるWTVGOTHIC-RB.ttcをC:WindowsFontsにコピーすることでインストールされます。
先ほどTVTestを起動しプラグインを有効にした段階でPluginsフォルダにTVCaptionMod2.iniが生成されますのでそれを開いて
FaceName=Windows TV ゴシック ←Windows TV 丸ゴシックなどでも問題ないみたい
GaijiTableName==!typebank
と修正して保存します。これでARIB外字が適切に表示されるようになるはずです。
EpgDataCap_Bonのインストール・設定
視聴環境が整ったので録画環境を作ります。
1.
VirtualPTのBonDriver→x86フォルダからBonDriver_VTPT.dllとBonDriver_VTPT.iniを
BonDriver_VTPT.dll → BonDriver_VTPT_S.dll と BonDriver_VTPT_T.dll
BonDriver_VTPT.ini → BonDriver_VTPT_S.ini と BonDriver_VTPT_T.ini
のそれぞれ二つずつコピー&リネームしてEpgDataCap_Bon→x86→BonDriverフォルダに設置します。
EpgDataCap_Bon.exeを実行します。
このソフトが録画の中核となるソフトです。まずはチャンネルスキャンを行います。
BonDriver毎にチャンネルスキャンを行います。TVTestの欄にも書きましたがチャンネルスキャンはVirtualPTを介さない状態で行うよりも時間がかかりますので注意。
チャンネルスキャンが終わったら設定を行います。
基本設定では録画保存フォルダの設定を行います。設定関係保存フォルダはデフォルトのままで問題ないです。
録画保存フォルダは標準のままでは微妙なのでほかのフォルダに変えておきます。私は一つのHDDを単体で使ってるのでそれほど問題ないですけど容量が心配ならいくつかフォルダを登録しておけば良いと思います。
動作設定は
・全サービスを処理対象とする
・録画時、データ放送のデータを含める
・最小化時タスクトレイに入れる
にチェックを入れておきます。
サービス表示設定はBonDriverごとに設定を行います。BonDriver_VTPT_S.dllは衛星放送の部分にチェックを、_T.dllは地デジの映像サービスにチェックを入れましょう。
また、「-」だとか難視聴地域向けのチャンネルのような見られないチャンネルは今のうちに消しておきましょう。選択して削除ボタンをポチッ。
EPG取得設定は映像サービスのみチェックをクリックするだけで問題ないです。
基本情報のみ取得するネットワークというところはお好みで。最初詳細情報を取得した方がよいのではないかと思ったのですが実際に利用してみると基本情報だけでも問題ありませんでした。
EDCBの設定は以上です。EpgDataCap_Bon.exeを終了します。
その3に続く